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カブトムシ幼虫の土は乾燥に注意!霧吹き頻度と腐葉土の交換について

カブトムシ 生活
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カブトムシ幼虫の土は乾燥に注意!霧吹き頻度と腐葉土の交換についてご紹介します。

夏になると子供に大人気のカブトムシ。

私も夏休みの自由研究にカブトムシを題材に宿題をしたこともありました。

そんなカブトムシですが、寿命とても短く、夏休みの終わりとともにお別れの時期になるのですが、最後飼育ケースを片付ける際にマットの底からカブトムシの卵が見つかったということは良くあります。

 

成虫のカブトムシの飼い方は知っていても、幼虫はどうやって育てていけば良いのでしょうか?

エサや環境はどうしたらいいのか?

 

実はカブトムシの幼虫は腐葉土と言われる土の中で育ちます。

しかし、ただ単に腐葉土があれば何でも良いというわけではありません。

腐葉土が乾燥している状態では、カブトムシが育つ環境は良いとはいえず、適度に霧吹きをして湿度を保ちながら、一定の期間で腐葉土の交換が必要になります。

とは言ってもそんなに難しいことではありません。

今回は霧吹き頻度と腐葉土の交換について焦点を当ててご紹介します。

 

カブトムシ幼虫の土は乾燥に注意!

カブトムシが普段生息しているのは山や森というのはご存じだと思います。

単純にその環境をつくることをイメージしてもらうと分かりやすいのですが、山にはたくさんの落ち葉が落ちており、土の上の落ち葉が枯れてやがて腐葉土と呼ばれるものに変わっていきます。

カブトムシの幼虫は約1年かけてその腐葉土を食べながら大きくなり、やがてみんなが知る成虫となります。

以下がカブトムシのサイクルになります。

  • 8月頃 卵、初齢(約2~3週間程度)
  • 9月頃 2齢(約1ヶ月程度)
  • 10月頃 終齢(約8ヶ月程度)
  • 11月頃~3月頃 エサはほとんど食べない。
  • 4月~5月頃 ふたたびエサを食べはじめる。
  • 6月頃 前蛹→さなぎ
  • 7月頃 羽化→成虫

上記の順で大きくなっていくのですが、この時に注意するのが乾燥です。

自然界の山や森は、雨の恵みや湧き水、木々の水分によって常に湿っています。

自宅で飼育する際にはこの環境を整える必要があります。

 

乾燥の確認の方法

乾燥に注意が必要ですが、実は適度な水分というのポイントになります。

カブトムシの幼虫は乾燥に弱いので腐葉土(土)の湿度に注意しなければいけません。

しかし逆に水分が多すぎてベチャベチャの状態でも良くありません。

腐葉土の水分過多状態が続くと腐葉土の状態が悪化して幼虫がうまく育ちません。

また他のデメリットとしてダニが湧いたり、コバエが発生したりと衛生的にも良いことがありません。

 

ではどのくらいの湿度が良いのでしょうか。

一番分かりやすい目安は手で握ったときに団子状態をつくり、つつくと崩れる程度が最適とされています。

人によって握力も違えば力の入れ具合も違うため、全員が同じ固さを作るのは難しいですが、握った時に水が染み出した場合は水分が多いと判断してください。

 

霧吹き頻度はどれくらい?

では湿度を保つための霧吹きはどのくらいの頻度が適切でしょうか。

乾燥度を知るために腐葉土の中の湿度が分かれば簡単なのですが、それを計ることは現実的には難しいです。

だからこそ最初の水分調整が重要なのですが、目安として表面が乾いて来たら霧吹きをするイメージです。

表面が乾いてくると、既に腐葉土の中まで乾いているように思えるのですが、実際はそんなにすぐにカラカラになることはありません。

ただそれを放置していると当たり前ですがどんどん水分が抜けていくので、表面が乾いているのを確認したら表面がまんべんなく濡れるように霧吹きで湿らせてください。

 

冬の管理

一般的には冬は乾燥の季節ですので夏に比べて湿度が低くなります。

しかし、冬になるとそれまで活発に動いていた幼虫はあまり活動しなくなり冬眠モードのようになります。

活動が静かになるとその分だけ腐葉土の中は変化が起こりにくく、結果湿度は保ちやすくなるため、見た目以上に乾燥しにくくなります。

しかし、いくら乾燥しづらい環境であっても霧吹きが一切要らないというわけではありませんので、週に一度程度様子を見ながら霧吹きをしてください。

 

ちなみにカブトムシは日本の昆虫ですから日本の冬の寒さに十分に耐えれるため、気を使って暖かい部屋に置いたりする必要はありません。

注意点は日光が直接当たらず一日を通して気温が安定している場所で飼育してください。

例えば下駄箱などは部屋の暖房が届きにくいのでオススメです。

 

腐葉土の交換時期は?

カブトムシの幼虫のエサは腐葉土です。

腐葉土をモリモリ食べて育っていきます。

カブトムシの幼虫は他のクワガタなどに比べ食欲が旺盛で、一匹の幼虫が食べる量は3リットルと言われています。

 

そして当たり前ですが、たくさん食べた後は糞もします。

腐葉土の上に黒くコロッとしている塊が幼虫の糞です。

腐葉土の交換は糞が目立ってきたら交換の時期と判断してください。

 

目安の交換時期として10月~11月頃と3月~4月頃の2回交換が基本です。

この交換を怠ると、成虫になったときに極端にサイズが小さくなってしまう可能性や、最悪の場合うまく成虫になれずそのまま☆になってしまうケースもあります。

 

腐葉土以外のマットを使うことも可能

ここまで腐葉土をご紹介しましたが、最近はペットショップに行くと様々なカブトムシの幼虫専用マットが販売されています。

これは幼虫の育成のことを考えてつくられていますので腐葉土以外でも対応は可能です。

寧ろ、こちらの方が使い勝手も良く、値段もそんなに高価ではないです。

 

注意点としてはマットであればどんなものでも使えるわけではない(例えば成虫管理用マットは向かない)ので、マットを使用する際には事前にしっかりと確認してください。

 

まとめ

カブトムシ幼虫の土は乾燥に注意!霧吹き頻度と腐葉土の交換についてご紹介しました。

夏に飼っていたカブトムシが残した卵を大事に育てて、次の年に無事に羽化してくれた時は感無量です。

実はカブトムシの幼虫にはまだ解明されていない謎が多く、とても神秘的な生き物です。

 

縁があって卵から育てる場合には腐葉土(土)の乾燥に気をつけて、霧吹きを欠かさず、腐葉土の交換も怠らずに愛を持って立派なカブトムシを育ててください。

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